『ちょっと車イスの乗せ方を考えようよ!』#3(山梨県)


『ちょっと車イスの乗せ方を考えようよ!』

HELPUSHプロジェクト 車イスヒッチハイクの旅。

山梨県、昇仙峡のお土産屋の皆さんに泊まり先を紹介してもらい、ご好意でそこまで車で送っていただきました。

『ちょっと滝を観る方法を一緒に考えてくれませんか?』山梨県#2

(↑前回の記事 山梨県 昇仙峡)

本当にありがとうございました。助かりました。

今回の泊まり先は、「温浴施設 薬石の湯 KAISEN」さん

(ホームページはこちら→ http://www.yu-kaisen.jp/

そこで、館内の喫茶店にてウェイトレスを勤める、ある女性従業員さんと出会いました。

道行く皆さんに車イスを押してもらって、全国を旅しているんです。

今回の旅の目的や動機、HELPUSHのビジョンを話すと共感してくださり、

私、明日休みなので、山梨県をちょっと案内しましょうか?」と。

まさか、お世話になっている宿泊施設の従業員さんからそのような言葉をいただけるとは思わず、正直言って驚きました。

本当に良いんですか?と伺うも、

「もちろん!」と笑ってくださったので、お言葉に甘えてご案内してもらうことにしました。

お名前は石川さんという方で、約束の朝、愛車で迎えに来てくれました。

なんとその車は、スポーツカーの真っ赤な「ロードスター」!!

格好いいなぁと見惚れていると、予期していなかった出来事が起きました。

二人乗りの車であるため、車イスが大きくてトランクに入り切らなかったのです。。。

車イスは、タイヤと本体を分解すればコンパクトにすることができます。

そのため普段、本体はトランクに、タイヤは後部座席に積んだりしますが、

車のシートを汚してしまう恐れや、傷をつけてしまう可能性があるのです。

以前、親の車に載せたときに傷をつけてしまったことがあります。

親は慣れているので気にしていませんでしたが、今回は傷をつけるわけにはいきません。

これはきちんと入らないなぁ…

せっかくのお心づかいなのに残念だけど、ご案内してもらうのを遠慮した方がいいかもな

そんなことを考えていると石川さんが一言、

一緒に車イスの載せ方を考えようよ!

結局、本体はトランクに入れてリアゲート(扉)を紐で縛り、タイヤは助手席でボクが抱きかかえる形に。

試行錯誤をしてくださり、何とか乗せることが出来ました。

ありがとうございます。

そして、美味しいお蕎麦屋さん

(そば丸さん 詳しくはこちら→http://www.koshu-kankou.jp/map/inshoku/sobamaru.html

や、観光スポットへ連れて行ってもらい、訪れた先でも様々な有難い出会いに恵まれました。

今回、石川さんの車に車イスを載せられないと思った時に、ボクは思わず、

迷惑をかけないようにしなきゃと今回のお誘いを断ろうかと躊躇しかけました。

しかし、石川さんの方がから先に「ちょっと車イスの乗せ方を考えようよ!」と声をかけてくださったので、

お世話にならせていただき、とても良い経験をすることができました。

恐れていた通り、結果的に実際に助手席のドアにタイヤの汚れがついてしまいました

それでも、

拭けば取れるから大丈夫!私の方こそ、楽しい思い出をありがとう!」と

おっしゃって頂きました(泣)

ですがボクは覚えています。

石川さんが、この車に乗りたくて免許をお取りになったことを。

大切な車なのに、ここまで親切にしてくださり、本当にありがとうございました。

ボクたち車イスユーザーは、相手の車を傷つけてはいけないと必要以上に遠慮してしまっている気がしました。

二人に信頼関係があれば、もしかすると乗せる側は、

そんなに気を使わなくても良いんだよ。」と思ってくれていることもあるかもしれません。

これから、もしまた誰かの車に車イスも積んでいただく必要があるときも、

石川さんの笑顔を思い出して、勇気を出して「ちょっと乗せていただけませんか?」とお願いしてみようと思います。

ボクのこれまでの人生を振り返ってみると、

障がいがあるから、と、人に対して遠慮して色々と諦めてきたこともありました。

今回の出来事を教訓に、日ごろの出来事を「出来なくて当たり前」と決めつけるのではなく、

感謝の気持ちを忘れずにチャレンジし続けたいと思います。

山梨で出会ってくださった皆さま、本当にありがとうございました!!


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